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勉強会の報告
那覇市でご開業の金城清一郎先生のオフィスの研修室で、歯周外科の基本術手技について講義とデモをしていただきました。
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皆さんこんにちは!平成20年1月27日に橿原市内で開催された創歯会21新春講演会の報告をさせていただきます。 今回は大阪、兵庫、奈良、三重などから25名の歯科医師が参加し大いに盛り上がりました。 私は「Socket Preservation Technique を用いたM I インプラント治療」のテーマで講演させていただきました。 最近の私の治療スタイルは患者様の負担を軽減するために、なるべく抜歯時に人工骨の移植を行うことによって骨のやせるのを軽減させて、インプラント治療時に大掛かりな骨移植を回避するやり方を用いています。会場にもこのコンセプトに賛同する歯科医師が多く、今後はこのような治療法を選択する機会が増えていくと思われます。 特別講演は株式会社ワニマネジメントコンサルティングの和仁達也先生を特別講師としてお招きして歯科医院経営について講演していただきました。 なぜ?経営の勉強を歯科医がするのか?と思われる患者様も多いと思いますが、院長は自分の歯科医院の最高責任者であり最高経営者なのです。もし、経営の舵取りを誤ってしまうとたちまち経営は悪化し医院が倒産し、過去及び現在通院していただいている患者様やスタッフに多大な迷惑をかけることになります。 私たち歯科医師は歯科大学卒業後大半の者が開業医となり、同時に院長として歯科医院の経営をしないといけませんが、これまでは大学も含めて経営学を教えていただいたことは無く、まさにドンブリ経営をしている院長が大半では無いでしょうか。右肩上がりの時代はそれでも良かったかもしれませんが、今や歯科界は構造的な過当競争のため大きな閉塞感に覆われており、弱肉強食の掟に支配されるジャングルのような業界になっています。 その中で確実に生き残っていくためには院長自ら確実な目標を持ち、患者様本位の治療技術などの総合医院システムの向上が重要ですが、それを実現させるためには歯科医院のキャッシュフローなどの基礎体力作りが大切です。 このセミナーでは経営素人の私たちにも良く分るようにキャッシュフローの仕組みを解説していただき、3年後、10年後の将来のための投資はどのぐらいが適切なのか、顧問税理士を有効に活用するにはどうすれば良いのか等、具体的なポイントを話していただき、勇気が湧いてきました。 今や、戦意をくじかれ石橋をたたいても渡らない歯科医が多い中にあって、安全に正しい道を渡るために必要なお金の流れが理解できた有意義なセミナーでした。
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